AboutPálinka

パーリンカを使ったカクテル

今回のパーリンカを使ったカクテルレシピをいくつか記載致します。家で出来るものを多めにしてます。 ほとんどがプロ向けではありません。パーリンカはバーテンダーにとって扱いが難しいお酒ではないのですぐにカクテルへ応用できると思います。強いて言えば置き場所に困るくらい。マラスキーノ、ガリアーノの隣はパーリンカで決まりですね…。前提としてストレートが一番オヌヌメです、がいくつかカクテルを紹介させて頂きます。オリジナルカクテルなど出来たらぜひSNSへの投稿で教えてください。間違いない組み合わせがいくつかあり、特に甘いものと薬草系との相性が非常にいいです。スタンダードカクテルのホワイトスピリッツをパーリンカに置き換えると大体美味しいです。先人の考えた組み合わせに香り最強のパーリンカ…美味しい未来しか見えない…『パーリンカトニック』30ml パーリンカ100ml トニックウォーター(銘柄はなんでも)当店ではフィーバーツリー『パリカル(パーリンカカルピスソーダ)』20ml パーリンカ20ml カルピス原液100−120ml 冷やした炭酸(水でも代用可)『パリティー』20ml パーリンカ120ml 午後の紅茶(ストレート微糖)(家で簡単にできるけど紅茶の香りが強いので最適解ではないな、という感じ)『マジャールコネクション』45ml パーリンカ15ml アマレットロックスタイルで(甘めで度数強め、香りも強め。ゴッドファーザーのパーリンカ版)『Spiritual Garden』30ml パーリンカ15ml ライムジュース15ml シャルトリューズヴェール1tsp マラスキーノチェリー シェイク(度数強め甘味と酸味のボリューム。ラストワードのパーリンカ版)『スティンカ』45ml パーリンカ15ml ホワイトミントリキュールステア(爽快感あり、度数強め。スティンガーのパーリンカ版)   あとは氷系のアイスにぶち込むとやばいです。アイスボックスとか。 レモン堂に少し加えると化ける。あとこれはマジで沼にハマるので絶対に試さないで欲しいんですけど白ワインに5mlくらい入れるのだけは本当にやばいので手を出さないで下さい。帰って来れなくなります。いってらっしゃい。   家でカクテルを作るときのコツはこちら   最後にもう一度言いますがストレートで飲むのがマジで美味しい。
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パーリンカについて

パーリンカというお酒について   子供の頃から筆圧が強くて、鉛筆やシャーペンの芯をよくボキボキ折っていた。その後キーボードでもキーを叩く圧が強くうるせえと言われ、実際に喋れば、文字数多い、早口、煩いと言われるので何かしら言葉を発信するとどうしてもうるさくなってしまうらしい。   さて、今までは当店でしか飲めなかったパーリンカ、ついに輸入販売が本格始動し皆さまの手元に行き渡り自宅で楽しめるようになってきた。普段お店で説明しているパーリンカのことや、オススメの飲み方について紹介しようと思いキーボードを叩いている。   3行以上の長文読めねぇ!って人は下までスクロールしてくだちい。 今北産業用あるので。   説明しよう! パーリンカとは! 『ハンガリー』の『フルーツ原料』の『蒸留酒』の総称である!   EUの法律で原料、度数、熟成など製法が全て定められている。 『ハンガリー産のフルーツ』であれば何でもパーリンカになる。 なのでハンガリーで育たないフルーツのパーリンカは存在し得ない。緯度が北海道と同じくらいなので南国系のフルーツや柑橘類は育たないので。パイナップルのパーリンカも存在しない。が、輸入したパイナップルでパーリンカと同じ製法のお酒を造ることはできる。法律上名乗ることができないので『パーラット』という区分になる。パーラット⊃パーリンカ。   フルーツの糖分を発酵させアルコールを作り出し、それを蒸留することで度数を高めて完成する。 詳細はWikipediaを参照していただきたく…。   素材ごとでそれぞれのパーリンカがあり、メジャーなところでいうとプラム、アプリコット、リンゴ、洋梨、ラズベリー、サクランボ、などが挙げられる。フルーツの種類でいうと40種類ほど。複数の果実をブレンドしたブレンデッドパーリンカみたいなものも存在する。   パーリンカの特徴の一つとして『ステンレスタンクでの熟成』というものがある。 ウイスキーやブランデーは知っての通り茶色だが、あれば樽の色だ。同業者やバーホッパーの方々には当たり前やんけ、って言われますがこれはマジで意外と知られてない。(プラスチックの原料って石油なんですよね。意外にこれ、知られてないケースがあるんですけど。)   樽で熟成させることで樽(木材)の色がお酒に移り茶色になるが、パーリンカはステンレスタンクで熟成させるため当然木材の色が着かない。無色透明だ。ブランデーは甘い、と思われることが多いがあれはブドウが原料だからではなく樽で熟成しているからだ。なのでパーリンカはフルーツ原料だが一切甘味がない。ただ、樽由来の香りがない分、素材のフルーツの香りが最大限楽しめる。それがパーリンカの魅力だ。 そして原料。フルーツ由来なのだが思っている以上に大量に使用している。なんと500ml作るのに10kg前後のフルーツを必要としている。…ハンガリー人、原価計算苦手か?   原料となるフルーツ。 これは洋梨。B級品、傷モノを使用しているかと思いきやそのままでめちゃくちゃ美味しい立派なフルーツが原料となっていることもある。...
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